診療している疾患

【泌尿器科】主に男性の症状について

前立腺肥大症

前立腺が肥大して尿道を圧迫したり、前立腺の筋肉が過剰に収縮して尿道が圧迫されるため、排尿トラブルを招く病気です。尿が出にくくて勢いがない、尿の回数が多い、急な尿意を我慢できずに失禁してしまう、排尿に時間がかかるなどが一般的です。治療は内服治療の他、前立腺を温める加熱療法や肥大が進行している場合は手術療法が行われます。

過活動膀胱

過活動膀胱は「急に我慢できないような尿意が起こる」「急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す病気です。
他の病気が潜んでいる事もあり症状の改善がなければ、かかりつけ医とも相談して一度専門医を受診されることをお勧めします。

前立腺がん

前立腺がんの初期には、ほとんど自覚症状はありません。前立腺肥大症は前立腺の内側の部分から発生するため尿道を圧迫しやすく、比較的症状が出やすいのに対して、前立腺がんは前立腺の外側の部分から発生するために、排尿困難などの症状が出にくいのです。何らかの症状があるとすれば大半は同時に合併する頻尿(尿の回数が多い、特に夜間)、尿が出にくい、尿線が細く時間がかかる、タラタラ垂れる、尿線が中絶する、等の症状です。
局所進行がんの場合も、前立腺肥大症と同様の症状がみられます。前立腺が尿道を圧迫するため、頻尿、夜間頻尿、排尿困難、残尿感が見られます。尿の勢いが悪い、夜間に何度もトイレに起きるようになったなどの症状が現れたら、通常、前立腺肥大症のことが多いのですが、一定割合で前立腺癌が隠れていることがあるため注意が必要です。
血液検査項目の一つ「PSA」は前立腺がんの検出、診断はもちろん、がんの進行度の推定、治療効果判定、再発診断、予後予測にも役立ちます。そのため、定期的に検査を行うことをおすすめします。

前立腺炎

前立腺に起こる炎症で、検査は問診や検尿、前立腺の触診によって状態を調べます。
前立腺炎は急性と慢性があり、これらの症状や経過はそれぞれ大きく異なります。急性の場合の多くは、尿中の細菌による感染で起こり、発熱や排尿困難、排尿痛や残尿感、頻尿などの症状を伴います。前立腺の腫れのために尿道が圧迫され、排尿障害や時には尿閉(尿が出なくなる)になることも少なくありません。抗菌薬の点滴や内服薬で治療します。炎症が強いと、入院加療が必要になる場合もあります。
慢性の場合も細菌感染の場合がありますが、原因がはっきりせず、骨盤内の鬱血が影響することもあります。こちらは一般的な病気ではありませんが、20~40歳代の男性に多くみられ、陰部の不快感、排尿時・排尿後の痛み、射精時・射精後の痛み、精液に血が混じるなど多様な症状があります。治療法には抗生物質や漢方薬の投与、生活指導などがあります。

性感染症

尿道から膿が出る場合、性行為感染症(STD・STI)、急性精巣上体炎といった炎症性の病気のことがほとんどを占めます。性行為感染症の場合、淋病・クラミジアに感染した場合、比較的排膿が多く見られます。確定診断を下すには、膿を採取し培養検査とよばれる特殊な検査を行ったり、尿検査を行うことで確定診断が下せます。いずれにせよ、早期の診断と適切な治療が重要ですので、症状が出ている場合はなるべく早期に病院を受診しましょう。

尿路感染症

膀胱炎の主な症状は、排尿時痛、頻尿、残尿感、排尿時不快感、尿混濁、血尿などです。膀胱炎はほとんどの場合、細菌感染によって引き起こされるので、抗生剤を使用すると80%以上はよくなります。しかし、近年では抗生剤に耐性をもつ菌(耐性菌)が増えたことや、クラミジアや淋菌といった性感染症の原因菌が膀胱炎の原因となることもあり注意が必要です。症状を放置し、慢性化してしまう前に泌尿器科でのご相談・治療をお勧めいたします。

神経因性膀胱

漏れさせずに尿をためて、排尿の際には勢いよく出す膀胱の仕組みに不具合が生じます。尿漏れや、排尿困難などが起こり、腎臓障害危険性もあり、脳卒中後遺症、脊髄障害、パーキンソン病なども考えられます。早めに受診しましょう。

腎機能障害

腎臓の働きが悪くなり、機能が低下することを腎不全といいます。腎不全には、急性腎不全と慢性腎不全があります。急性腎不全では、尿の出が悪い、もしくは全く出ないなどの症状があります。慢性腎不全では、初期段階ではほとんど症状は無く、進行してくると尿の量が増える(夜間など)、目の周りや足にむくみがでる、疲れやすい、食欲不振、息切れがするなどの症状が出てきます。急性腎不全では、早期に治療を行うことで腎臓機能の回復が見込める場合もありますが、慢性腎不全の場合は、初期段階では自覚症状がないため、自覚した際には腎機能の回復が見込めない場合があります。尿に関する異常を感じた方はなるべく早く当院を受診するようにしてください。

膀胱がん

膀胱は骨盤の内側に位置し、腎臓から尿管を通じて送られてくる尿を一時的にためておくための臓器です。また、尿が一定量たまったら脳に尿意を伝えて排泄する機能も保持しています。
膀胱の内壁は尿路上皮(移行上皮)と呼ばれる細胞でできた粘膜で覆われていて、膀胱がんのほとんどはこの尿路上皮細胞ががん化することによって発症します。
また、膀胱がんは、がん細胞が膀胱の内側に向かって隆起する「表在性膀胱がん」と、膀胱の外側に向かって貫くように広がる「浸潤(しんじゅん)性膀胱がん」の2タイプに大きく分けられます。膀胱がんの多くを占める表在性は比較的悪性度が低く、転移もあまりしませんが、治療しても再発しやすいという特徴があります。一方の浸潤性は悪性度が高い上に自覚症状も現れにくく、膀胱の外壁を貫いて進展したり、転移しやすいという特徴があります。
がん化の原因はまだはっきりとわかっていませんが、喫煙が発症の危険因子となり得ることは明らかになっています。また、女性よりも男性に多く見られ、50歳を超えると発症率が高まり始めることから、高齢者の男性に発症しやすいという傾向が見て取れます。 尿検査での潜血反応がきっかけで発見されることもあるので、早期発見のためには定期的に健康診断を受けることが大切です。

腎盂尿管がん/腎がん

腎盂尿管がん
発生原因で明らかなものは喫煙で、膀胱がんと共通です。それ以外ははっきりしません。
痛くもかゆくもない肉眼的血尿や、背部・側腹部の重苦しい感覚の精査で見つかることが多いです。
発生頻度は膀胱がんより低いですが、診断時にすでに進行していることがあります。
治療は病期によって異なります。

腎がん
小さな腎腫瘍はまったく症状が出ないことが多く、おもに健康診断で見つかります。
腫瘍が大きくなると色々な症状がでます。
腎臓にできる腫瘍のうち、検査上、特定の特徴がない場合に腎がんを考えます。
診断には、造影剤を用いたCT検査が一般的で、造影CT検査が不可能な場合はMRI検査を行います。
これらの画像診断でがんと100%診断できるわけではありませんが、可能性が高い場合は病期に応じ、治療法を医師と相談して決めていくことになります。

尿路結石症

尿路結石症は、動物性たんぱく質などの過剰摂取のほか、水分摂取不足や運動不足、脱水、尿路の通過障害、ステロイド薬の使用などでも発症します。夏に結石症を発症しやすくなる方の場合、脱水による体内の水分不足が関係することも多く、実際、日本国内での尿管結石症発症数をみると、7月〜9月にピークを迎えているというデータもあるくらいです。水分はこまめにしっかりとるようにしましょう。

男性更年期

男性更年期障害とは、簡単に言えば「加齢に伴う身体の変化により現れる諸症状」という意味。更年期障害の原因は周知の通り、性ホルモンの低下ですが、複数の要因が複雑にからみ合って起こります。加齢による多様な体の変化やストレスが、男性更年期障害の要因となります。症状として、ほてり、のぼせ、冷え、動悸、不眠、頭痛、集中力低下、不安、うつ、めまい、耳鳴り、呼吸困難、肩こり、筋肉痛、関節痛、発汗、口内乾燥、便秘、下痢、食欲不振、全身倦怠感、頻尿、尿の勢いの低下、股の不快感、性欲低下、勃起力低下などがあります。精神的な問題を自覚され、かつ治療されていてもなかなか症状が改善しない場合に、一度男性ホルモンの値を採血で測定されてもよいかもしれません。採血で測定できます。

血尿 タンパク尿

肉眼的な(見た目で確認できる)血尿がある場合には、膀胱がん、腎臓がんなどの悪性腫瘍の存在も疑います。一般的に、尿路系の悪性腫瘍に伴う肉眼的血尿は、無症候性血尿といって、全く痛みがないのが特徴です。まずは早めに泌尿器科にご相談下さい。
たんぱく尿が認められた場合には、まず、尿中のたんぱく質の大まかな量と尿の顕微鏡検査から、それが体質的なものか、病的なものかを振り分けなければなりません。膀胱炎や腎盂炎などでもたんぱく尿が出るので、排尿痛や残尿感などがある場合はそちらの治療を優先します。一般的には、1日の尿たんぱくの量が1gを超えると内科的腎臓病を疑います。さらに、3.5gを超えるとネフローゼ症候群となります。

精巣腫瘍

陰嚢内容は主に精巣 精巣上体 精索に分かれますが、精巣が固く腫大し痛みがないときに疑います。精巣腫瘍の場合は手術が必要になりますので早期の受診をお勧めします。

陰嚢水腫

精巣周囲に液体がたまって陰嚢が膨らんだ状態で、男の新生児によくある病気です。子どもの鼠径ヘルニアと同じ原因により引き起こされます。
男児の精巣は胎児期におなかから陰嚢まで下降しますが、おなかの臓器を包む腹膜という薄い膜も一緒に引きずってくるため、陰嚢には腹膜が入り込んでいます。生まれる時はこの腹膜が閉じますが、ここが完全には閉じないケースが多く起こります。陰嚢に入り込んだ腹膜の腹膜鞘状突起は、おちんちんのすぐわきにある足の付け根の上の鼠径部にあります。腹膜鞘状突起が広くおなかとつながると腸が落ちてきて陰嚢が膨らむ鼠径ヘルニア(脱腸)になります。腸が下りるほど広くない場合には、おなかの中の水分がそこを通って陰嚢にたまり、陰嚢水腫を起こします。

【泌尿器科】主に女性の症状について

過活動膀胱

過活動膀胱は「急に我慢できないような尿意が起こる」「急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す病気です。
他の病気が潜んでいる事もあり症状の改善がなければ、かかりつけ医とも相談して一度専門医を受診されることをお勧めします。

神経因性膀胱

漏れさせずに尿をためて、排尿の際には勢いよく出す膀胱の仕組みに不具合が生じます。尿漏れや、排尿困難などが起こり、腎臓障害危険性もあり、脳卒中後遺症、脊髄障害、パーキンソン病なども考えられます。早めに受診しましょう。

腹圧性尿失禁

咳やくしゃみ、重いものを持ち上げた時、運動等に腹圧がかかって尿がもれる症状です。まずは専門医を受診されることをお勧めします。

尿路感染症

膀胱炎の主な症状は、排尿時痛、頻尿、残尿感、排尿時不快感、尿混濁、血尿などです。膀胱炎はほとんどの場合、細菌感染によって引き起こされるので、抗生剤を使用すると80%以上はよくなります。しかし、近年では抗生剤に耐性をもつ菌(耐性菌)が増えたことや、クラミジアや淋菌といった性感染症の原因菌が膀胱炎の原因となることもあり注意が必要です。症状を放置し、慢性化してしまう前に泌尿器科でのご相談・治療をお勧めいたします。

性感染症

尿道から膿が出る場合、性行為感染症(STD・STI)、急性精巣上体炎といった炎症性の病気のことがほとんどを占めます。性行為感染症の場合、淋病・クラミジアに感染した場合、比較的排膿が多く見られます。確定診断を下すには、膿を採取し培養検査とよばれる特殊な検査を行ったり、尿検査を行うことで確定診断が下せます。いずれにせよ、早期の診断と適切な治療が重要ですので、症状が出ている場合はなるべく早期に病院を受診しましょう。

尿路結石症

尿路結石症は、動物性たんぱく質などの過剰摂取のほか、水分摂取不足や運動不足、脱水、尿路の通過障害、ステロイド薬の使用などでも発症します。夏に結石症を発症しやすくなる方の場合、脱水による体内の水分不足が関係することも多く、実際、日本国内での尿管結石症発症数をみると、7月〜9月にピークを迎えているというデータもあるくらいです。水分はこまめにしっかりとるようにしましょう。

腎機能障害

腎臓の働きが悪くなり、機能が低下することを腎不全といいます。腎不全には、急性腎不全と慢性腎不全があります。急性腎不全では、尿の出が悪い、もしくは全く出ないなどの症状があります。慢性腎不全では、初期段階ではほとんど症状は無く、進行してくると尿の量が増える(夜間など)、目の周りや足にむくみがでる、疲れやすい、食欲不振、息切れがするなどの症状が出てきます。急性腎不全では、早期に治療を行うことで腎臓機能の回復が見込める場合もありますが、慢性腎不全の場合は、初期段階では自覚症状がないため、自覚した際には腎機能の回復が見込めない場合があります。尿に関する異常を感じた方はなるべく早く当院を受診するようにしてください。

膀胱がん

膀胱は骨盤の内側に位置し、腎臓から尿管を通じて送られてくる尿を一時的にためておくための臓器です。また、尿が一定量たまったら脳に尿意を伝えて排泄する機能も保持しています。
膀胱の内壁は尿路上皮(移行上皮)と呼ばれる細胞でできた粘膜で覆われていて、膀胱がんのほとんどはこの尿路上皮細胞ががん化することによって発症します。
また、膀胱がんは、がん細胞が膀胱の内側に向かって隆起する「表在性膀胱がん」と、膀胱の外側に向かって貫くように広がる「浸潤(しんじゅん)性膀胱がん」の2タイプに大きく分けられます。膀胱がんの多くを占める表在性は比較的悪性度が低く、転移もあまりしませんが、治療しても再発しやすいという特徴があります。一方の浸潤性は悪性度が高い上に自覚症状も現れにくく、膀胱の外壁を貫いて進展したり、転移しやすいという特徴があります。
がん化の原因はまだはっきりとわかっていませんが、喫煙が発症の危険因子となり得ることは明らかになっています。また、女性よりも男性に多く見られ、50歳を超えると発症率が高まり始めることから、高齢者の男性に発症しやすいという傾向が見て取れます。 尿検査での潜血反応がきっかけで発見されることもあるので、早期発見のためには定期的に健康診断を受けることが大切です。

腎盂尿管がん/腎がん

腎盂尿管がん
発生原因で明らかなものは喫煙で、膀胱がんと共通です。それ以外ははっきりしません。
痛くもかゆくもない肉眼的血尿や、背部・側腹部の重苦しい感覚の精査で見つかることが多いです。
発生頻度は膀胱がんより低いですが、診断時にすでに進行していることがあります。
治療は病期によって異なります。

腎がん
小さな腎腫瘍はまったく症状が出ないことが多く、おもに健康診断で見つかります。
腫瘍が大きくなると色々な症状がでます。
腎臓にできる腫瘍のうち、検査上、特定の特徴がない場合に腎がんを考えます。
診断には、造影剤を用いたCT検査が一般的で、造影CT検査が不可能な場合はMRI検査を行います。
これらの画像診断でがんと100%診断できるわけではありませんが、可能性が高い場合は病期に応じ、治療法を医師と相談して決めていくことになります。

血尿 タンパク尿

肉眼的な(見た目で確認できる)血尿がある場合には、膀胱がん、腎臓がんなどの悪性腫瘍の存在も疑います。一般的に、尿路系の悪性腫瘍に伴う肉眼的血尿は、無症候性血尿といって、全く痛みがないのが特徴です。まずは早めに泌尿器科にご相談下さい。
たんぱく尿が認められた場合には、まず、尿中のたんぱく質の大まかな量と尿の顕微鏡検査から、それが体質的なものか、病的なものかを振り分けなければなりません。膀胱炎や腎盂炎などでもたんぱく尿が出るので、排尿痛や残尿感などがある場合はそちらの治療を優先します。
一般的には、1日の尿たんぱくの量が1gを超えると内科的腎臓病を疑います。さらに、3.5gを超えるとネフローゼ症候群となります。

【泌尿器科】小児の症状について

亀頭包皮炎

おちんちんの先端が赤く腫れて痛がる包皮先端の炎症を起こすことがあります。これが亀頭包皮炎です。短期間の抗菌薬の内服や塗り薬で改善しますし、軽症の場合温浴だけで治ることもありますが、あまり何度も繰り返す場合には包茎の治療も検討します。

移動精巣 停留精巣

停留精巣は、男の子の先天的な異常の中で一番頻度が高い疾患であり、予定日で生まれた男の子100人のうち3人程度の頻度で発生し、早産の場合には頻度がさらに高まります。また、生後半年までは自然に精巣が下りてくることがあり、それ以降は自然下降しないため、1歳後の停留精巣は100人に1人程度の頻度になります。改善がなければ手術が必要です。
移動性精巣は、遊走睾丸とも呼ばれ、陰嚢内に精巣の存在がわかる時とわからない時がある状態です。停留精巣でなければ正常な反応の範囲ですから、基本的に治療の必要はありません。精巣には精管や血管以外に筋肉もついており、足の付け根付近からぶら下がっています。筋肉が収縮すると精巣が鼠径部にある鼠径管内に上昇するため、陰嚢を触れても精巣の存在がわからない場合があります。こうした筋肉反射は思春期前に起こります。基本的に、リラックスした状態で陰嚢に左右が同じ大きさの精巣が存在しているようでしたら問題ありません。

夜尿症

5歳から6歳を過ぎても、月に1回以上のおねしょが3か月以上継続する状態を夜尿症といいます。そのようなお子様は、5歳で約20%、小学校3年生で8%、小学校5~6年生で5%程度いるとの報告もあり、決してめずらしい状態ではありません。
生活習慣の改善で症状の改善・消失が見込めることもあります。
症状の改善が思わしくない場合は、精査後、治療も可能です。なお、精査、治療に苦痛を伴うものはありません。

神経因性膀胱

漏れさせずに尿をためて、排尿の際には勢いよく出す膀胱の仕組みに不具合が生じます。尿漏れや、排尿困難などが起こり、腎臓障害危険性もあり、脳卒中後遺症、脊髄障害、パーキンソン病なども考えられます。早めに受診しましょう。

陰嚢水腫

精巣周囲に液体がたまって陰嚢が膨らんだ状態で、男の新生児によくある病気です。子どもの鼠径ヘルニアと同じ原因により引き起こされます。
男児の精巣は胎児期におなかから陰嚢まで下降しますが、おなかの臓器を包む腹膜という薄い膜も一緒に引きずってくるため、陰嚢には腹膜が入り込んでいます。生まれる時はこの腹膜が閉じますが、ここが完全には閉じないケースが多く起こります。陰嚢に入り込んだ腹膜の腹膜鞘状突起は、おちんちんのすぐわきにある足の付け根の上の鼠径部にあります。腹膜鞘状突起が広くおなかとつながると腸が落ちてきて陰嚢が膨らむ鼠径ヘルニア(脱腸)になります。腸が下りるほど広くない場合には、おなかの中の水分がそこを通って陰嚢にたまり、陰嚢水腫を起こします。

精巣腫瘍

陰嚢内容は主に精巣 精巣上体 精索に分かれますが、精巣が固く腫大し痛みがないときに疑います。精巣腫瘍の場合は手術が必要になりますので早期の受診をお勧めします。

精策捻転

陰嚢内容の痛みの原因は様々ですが、突然の陰嚢内容の強い痛みである場合精策捻転を比定する必要があります。触診やエコー検査で診断します。
精策捻転の場合は発症後早期(8時間以内のより早期)に手術が必要なため、夜間であれば救急外来受診をお勧めします。

真性包茎

包皮を剥いて亀頭をしっかり露出できない状況を真性包茎といいます。
原因としては、包皮口が炎症などにより狭くなったか、包皮内板と亀頭が癒着している場合が考えられます。小児期に包皮内板と亀頭が癒着していることは決して珍しくなく、その場合は経過観察で構いません。包皮口が狭い場合は、包皮口を広げる処置や手術が必要になりえます。

一般内科

普通感冒(風邪)

風邪は、正式には「風邪症候群」といい、上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称を指します。
一般的には、ウイルスが口や鼻の粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった症状を引き起こします。また、免疫力が弱っている時は、他の病原菌感染やウイルス感染を併発し症状が重篤化しやすくなるため、早めの対処が重要となります。
特に普段以上に水分補給が大切ですので、飲みもの(あまり冷たくないもの)をしっかり摂ることをおすすめします。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスの感染により発症する病気で、急激な発熱・関節痛・頭痛・強い全身倦怠感などが急激に進行します。
また、感染力が強いため、学校保健法にも出席停止期間が定められるなど、治療はもちろんのこと、治療後の対応にも十分注意が必要な病態です。
症状が重篤化した場合、肺炎や脳炎など非常に重い病態を引き起こすこともあるため、重篤化予防に有効なワクチン接種も検討されることをお勧めします。

胃腸炎

ウイルスや細菌の感染に伴い、胃腸に炎症が起こるものの総称をいい、夏場は食中毒に代表される病態を引き起こします。
症状は、腹痛・下痢・嘔吐が代表的ですが、病原体によっては血便や発熱を引き起こすこともあります。
また、病態・原因によって治療法や対処法が異なるため、胃腸炎を発症した際には医療機関での適切な検査・診察を受けることが大切です。
なお、感染力が強い病原体の場合、家族や友人・職場の方にも感染を広げることもあるため、なるべく早期に医療機関を受診しましょう。

高血圧

高血圧症になると、血管に常に通常以上の圧力がかかるため、血管壁が厚くなり動脈硬化が進みます。
動脈硬化が進行すると、狭心症や心筋梗塞・心不全、脳出血の怖れもあり、命に直接関わる病態を引き起こしやすくなります。
食生活における塩分の摂りすぎと食べ過ぎ・運動不足による体重増加は、高血圧症の最大原因と言われていますので、日頃から食生活の改善と体重管理を心がけることが大切です。

高脂血症(脂質異常症)

血液中の脂質が多過ぎる場合、または少な過ぎる場合に引き起こされる疾患です。
脂質異常症を放置すると、動脈硬化が進行し、やがては心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす原因となります。食生活、飲酒、喫煙、運動不足などの環境的要因が重なり引き起こされるため、バランスのとれた食生活、飲酒の制限、禁煙、そして適度な運動を心がけましょう。

高尿酸血症

血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態のことで、尿酸が増え過ぎると、体の各所に針状の尿酸塩の結晶ができ、痛みを感じます(痛風発作)。
プリン体を多く含む食事とアルコール摂取は尿酸の蓄積と脱水を併発させるため、日頃から食生活に気をつけましょう。
特にプリン体を多く含む食品の摂取を控えることや、プリン体の排出促進のために日頃から水分をしっかり摂ることが重要です。